ノルウェージャンフォレストキャット

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猫種の紹介

ノルウェージャンフォレストキャットの歴史

「ノルウェージャン(Norwegian)」の名の通り、ノルウェーの森林地帯が原産の猫です。起源ははっきりしていませんが、有力な説としては、8~10世紀頃にバイキングによってトルコの長毛種の猫が北欧に持ち込まれたのが始まりとされています。 北欧神話に登場しており、雷神が猫を連れ去ろうとしたが大きすぎて持ち上げることができなかった話や、女神が2匹の大きな猫に車を引かせて走らせた話などのモチーフが、ノルウェージャンフォレストキャットであるといわれています。 キャットショーに登場したのは1930年代です。第二次世界大戦中に絶滅の危機に瀕しましたが、ノルウェーのブリーダーたちによって危機を回避し、1970年代にヨーロッパで猫種として公認を受けました。 ノルウェージャンフォレストキャットは、その名の通りノルウェーの森林地帯で自然交配によって生まれた猫種です。その歴史は4000年前にもさかのぼるといわれますが、正確にはわかっていません。北欧神話にも登場し、美と愛と豊穣の女神フレイヤがそりを引かせていたといった伝説も残っています。 「スコグカット」と呼ばれ地元で長く愛されてきた猫ですが、ブリードとして動き始めたのは1930年代のこと。ノルウェーの愛猫家たちが、国を代表する猫としてこのスコグカットを保護、育成する活動を始めました。しかし、第二次世界大戦が始まるとその活動は中断され、一時は絶滅寸前にまで追い込まれてしまいました。 1963年、ノルウェー国立純血猫協会が設立、1975年にはノルウェージャンフォレストキャット専門のサークルが設立され、本格的な育種と保存が再開しました。1977年にはヨーロッパの猫種登録機関に品種として登録されました。 1979年には、ノルウェージャンフォレストキャットのペアが初めてアメリカに輸入され、1981年にアメリカ初のノルウェージャンフォレストキャットの仔猫が生まれました。 現在、ノルウェージャンフォレストキャットはTICAをはじめ、ACFAやCFAなど多数の団体で認められています。 ノルウェージャンフォレストキャットのカラダの特徴は?

ノルウェージャンフォレストキャットは、サブスタンシャルな大型の猫種です。胴体はがっしりとしていて腹部はかなり奥行きがあります。体重は雄が4.5~7.0kg程度、雌が3.5~5.5kg程度ですが、時には10㎏を超える大きな子もいます。 彼らはノルウェーの厳しい寒さに対応するため、非常に豊かな被毛を持っています。とくに首から胸にかけての、ラフと呼ばれる襟巻きのようなふさふさの毛が特徴です。毛質は水や雪をはじきやすいよう、固くて長いオーバーコートと、やわらかく保温性のあるアンダーコートのダブルコートになっています。尻尾もふさふさでたっぷりとしています。

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ノルウェージャンフォレストキャットの大きさや体重の特徴は?

体長と体重

  • 体長 40cm
  • 体重 3.5~6kg

ノルウェージャンフォレストキャットの大きさは体長40㎝、体重3.5~6kgで光沢のある豪華な被毛が特徴の大型猫です。 「ロング&サブスタンシャル」とよばれる筋肉質で骨太、前足より後足が長い腰高な体型をしています。「つりぎみで大きなアーモンド型の目」「飾り毛の付いた大きめの耳」「首回りのワイルドな飾り毛」「先細りのふさふさの尻尾」も特徴のひとつです。   被毛の特徴 被毛は空気を含む長いオーバーコートと密に生えたアンダーコートの2種類の被毛から成り立っているダブルコートです。 雪や雨も弾くフサフサの被毛はノルウェーの寒さから体を守っています。 毛色は「ホワイト」「ブラック」「ブルー」「シルバータビー」「ブラウンタビー」「レッドタビー」などが認められています。

ノルウェージャンフォレストキャットの寿命や値段相場は?

  寿命

  • 11~14年

値段相場

  • 8~15万円前後

寿命は11~14年前後で一般的な猫の平均寿命と変わりませんが、幼猫期が3~4年あるので成猫の期間は短い猫種といえます。 値段相場は8~15万円前後で販売されていることが多いですが、ショータイプの場合は25万円ほどすることも珍しくありません。   ノルウェージャンフォレストキャット、多頭飼いは?

ノルウェージャンフォレストキャットは多頭飼いに向く猫種です。先住猫や犬、小さな子供がいても物怖じせず、興味津々で寄って行くほどフレンドリーな性格ですよ。 ストレスにも気をつける ただ、ノルウェージャンフォレストキャットはストレスに弱いので、多頭飼いをする際には環境作りに気を配ってあげてください。 猫にしては珍しいほど温厚で我慢強い性格ですが、縄張り意識が強い猫種でもあります。 多頭飼いにおいては年齢に関わらず先住猫がすべてにおいて優先権を持ちますので、飼い主は新しい猫に対しては二番手として対応するようにすることが、実な多頭飼いのコツでもありますよ。