「エキゾチックショートへア」の版間の差分
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+ | エキゾチックショートヘアの歴史 | ||
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+ | エキゾチックショートヘアは、2つの異なる目的で人為的に作られた猫です。 | ||
+ | 1つめは、「手間の掛からない短毛のペルシャ猫が飼いたい」という要望が増えた1960年代、ペルシャ猫をもとに短毛の猫やアメリカンショートヘアと交配して誕生しました。 | ||
+ | 異種交配だったので、エキゾチックショートヘアーの確立までの道のりは険しいものではありましたが、ブリーダーの尽力により、1966年にCFAに登録されるようになりましまた。 | ||
+ | 2つ目は、同じ時期にアメリカで「茶色い毛のペルシャをつくる」という理由から、ペルシャとバーミーズを交配させました。 | ||
+ | 当初の目的は失敗に終わりましたが、短毛で顔がぺちゃんこな子猫が生まれ、個性的な姿である為人気が出始めました。 | ||
+ | エキゾチックショートヘアは比較的新しい猫種であるため、現在でも遺伝の影響で長毛(ロングヘアー)の子が生まれることがあります。 | ||
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+ | エキゾチックショートヘア、性格 | ||
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+ | エキゾチックショートヘアはマイペースな猫種で、静かにのんびり過ごすのを好みます。 | ||
+ | エキゾチックショートヘアは飼い主さんとのスキンシップが大好きで甘えん坊です。なでたり抱っこしたりすると喜びます。 | ||
+ | 人懐こくておっとりした性格は、ペルシャ猫の気質を受け継いでいます。 | ||
+ | 基本的にはマイペースな性格ですが、ときには短毛種の特徴である好奇心旺盛な所を見せます。様々なものに興味を持つので、一緒に遊んで好奇心を満たしてあげるのがおすすめです。 | ||
+ | 毎日のスキンシップで愛情をたっぷり注いであげると安心してくれます。 | ||
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+ | オスとメスで性格は違う? | ||
+ | オスは甘えたがりな一面があり、飼い主さんのそばで過ごすことを好みます。 | ||
+ | メスは感情表現が控えめで、おとなしい子が多いです。 | ||
+ | ペットとより多くの時間を過ごしたいと考えている方にはオス、落ち着いてゆっくりと過ごしたい方にはメスがおすすめです。 | ||
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+ | エキゾチックショートヘアの特徴 | ||
+ | エキゾチックショートヘアの身体は、毛の長さ以外はペルシャ猫によく似ています。やや大きめのコビータイプで、筋肉質でずんぐりむっくりしています。 | ||
+ | 「丸くて大きい離れた目」「小さい鼻」「丸い頭部」「短くてしっかりした足」が特徴的です。 | ||
+ | 声は小さくあまり鳴かないため、室内で飼いやすい猫です。 | ||
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+ | 被毛のタイプ | ||
+ | エキゾチックショートヘアの被毛タイプは、ダブルコートです。 | ||
+ | 短毛種ですが被毛の長さは5cmほどでやや長めです。 | ||
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+ | エキゾチックショートヘアの大きさや体重 | ||
+ | エキゾチックショートヘアの体重 | ||
+ | * 3.5~6kg | ||
+ | 骨格がずっしりとしており、足は短く筋肉質です。 | ||
+ | 中型から大型までサイズにばらつきがありますが、成猫の体重は約3.5~6kg程度になります。 | ||
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+ | エキゾチックショートヘアの平均寿命 | ||
+ | 平均寿命 | ||
+ | * 10~13年前後 | ||
+ | エキゾチックショートヘアの平均寿命は、10~13年程度です。一般的な猫の寿命が15年前後なので、若干短めです。 | ||
+ | 運動量が少ない猫種でもあるので、食事による体重管理も必要です。 | ||
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+ | エキゾチックショートヘアの気をつけたい病気 | ||
+ | 気をつけたい病気 | ||
+ | * 多発性嚢胞腎 | ||
+ | * 流涙症 | ||
+ | * 白内障 | ||
+ | 多発性嚢胞腎 | ||
+ | 多発性嚢胞腎は、発症すると治らない遺伝性の腎臓病です。 | ||
+ | 1000匹に1匹の割合で発症し、次第に腎機能が低下して、最終的には腎不全に似た症状を引き起こします。 | ||
+ | 進行が緩やかで気づきにくい病気ですが、腎臓疾患のサインのひとつである多飲多尿の症状がみられることがあります。 | ||
+ | 猫に多飲多尿の傾向がある場合、病院で診察を受けることをおすすめします。 | ||
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+ | 流涙症 | ||
+ | 流涙症は、常に目の周りに涙が溢れている状態をいいます。 | ||
+ | 日常的に涙が出るようになるため、放っておくと目の周りが茶色くなる「涙やけ」になってしまったり、涙で湿った部分が皮膚病をおこしたりします。 | ||
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+ | 白内障 | ||
+ | 白内障とは、目の「水晶体」が白く濁ってしまうことで視力が低下してしまう病気です。 | ||
+ | 「柱や物にぶつかる」「目の奥が白っぽい」といった症状が見られた場合は白内障の可能性があります。 | ||
+ | 治療するためには外科手術が必要になるので、早期に病院へ連れて行くことが大切です。 |
2020年2月10日 (月) 22:07時点における版
猫種の紹介
エキゾチックショートヘアの歴史
エキゾチックショートヘアは、2つの異なる目的で人為的に作られた猫です。 1つめは、「手間の掛からない短毛のペルシャ猫が飼いたい」という要望が増えた1960年代、ペルシャ猫をもとに短毛の猫やアメリカンショートヘアと交配して誕生しました。 異種交配だったので、エキゾチックショートヘアーの確立までの道のりは険しいものではありましたが、ブリーダーの尽力により、1966年にCFAに登録されるようになりましまた。 2つ目は、同じ時期にアメリカで「茶色い毛のペルシャをつくる」という理由から、ペルシャとバーミーズを交配させました。 当初の目的は失敗に終わりましたが、短毛で顔がぺちゃんこな子猫が生まれ、個性的な姿である為人気が出始めました。 エキゾチックショートヘアは比較的新しい猫種であるため、現在でも遺伝の影響で長毛(ロングヘアー)の子が生まれることがあります。
エキゾチックショートヘア、性格
エキゾチックショートヘアはマイペースな猫種で、静かにのんびり過ごすのを好みます。 エキゾチックショートヘアは飼い主さんとのスキンシップが大好きで甘えん坊です。なでたり抱っこしたりすると喜びます。 人懐こくておっとりした性格は、ペルシャ猫の気質を受け継いでいます。 基本的にはマイペースな性格ですが、ときには短毛種の特徴である好奇心旺盛な所を見せます。様々なものに興味を持つので、一緒に遊んで好奇心を満たしてあげるのがおすすめです。 毎日のスキンシップで愛情をたっぷり注いであげると安心してくれます。 オスとメスで性格は違う? オスは甘えたがりな一面があり、飼い主さんのそばで過ごすことを好みます。 メスは感情表現が控えめで、おとなしい子が多いです。 ペットとより多くの時間を過ごしたいと考えている方にはオス、落ち着いてゆっくりと過ごしたい方にはメスがおすすめです。 エキゾチックショートヘアの特徴 エキゾチックショートヘアの身体は、毛の長さ以外はペルシャ猫によく似ています。やや大きめのコビータイプで、筋肉質でずんぐりむっくりしています。 「丸くて大きい離れた目」「小さい鼻」「丸い頭部」「短くてしっかりした足」が特徴的です。 声は小さくあまり鳴かないため、室内で飼いやすい猫です。
被毛のタイプ エキゾチックショートヘアの被毛タイプは、ダブルコートです。 短毛種ですが被毛の長さは5cmほどでやや長めです。 エキゾチックショートヘアの大きさや体重 エキゾチックショートヘアの体重
- 3.5~6kg
骨格がずっしりとしており、足は短く筋肉質です。 中型から大型までサイズにばらつきがありますが、成猫の体重は約3.5~6kg程度になります。 エキゾチックショートヘアの平均寿命 平均寿命
- 10~13年前後
エキゾチックショートヘアの平均寿命は、10~13年程度です。一般的な猫の寿命が15年前後なので、若干短めです。 運動量が少ない猫種でもあるので、食事による体重管理も必要です。 エキゾチックショートヘアの気をつけたい病気 気をつけたい病気
- 多発性嚢胞腎
- 流涙症
- 白内障
多発性嚢胞腎 多発性嚢胞腎は、発症すると治らない遺伝性の腎臓病です。 1000匹に1匹の割合で発症し、次第に腎機能が低下して、最終的には腎不全に似た症状を引き起こします。 進行が緩やかで気づきにくい病気ですが、腎臓疾患のサインのひとつである多飲多尿の症状がみられることがあります。 猫に多飲多尿の傾向がある場合、病院で診察を受けることをおすすめします。 流涙症 流涙症は、常に目の周りに涙が溢れている状態をいいます。 日常的に涙が出るようになるため、放っておくと目の周りが茶色くなる「涙やけ」になってしまったり、涙で湿った部分が皮膚病をおこしたりします。 白内障 白内障とは、目の「水晶体」が白く濁ってしまうことで視力が低下してしまう病気です。 「柱や物にぶつかる」「目の奥が白っぽい」といった症状が見られた場合は白内障の可能性があります。 治療するためには外科手術が必要になるので、早期に病院へ連れて行くことが大切です。